競馬予想ライフ

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菊花賞の競馬予想において大事なこととは

最も速い馬が勝つと言われる皐月賞、最も運がいい馬が勝つと言われる日本ダービーに対して、最も強い馬が勝つと言われているのが菊花賞です。

これには3000メートルという距離が関係しており、レースなので速さが必要なのはもちろんのこととして、GⅠを勝てるだけの運のよさとともに、3000メートルを走り抜けるだけのスタミナも必要と、全ての要素を兼ね揃えるくらいの強い馬ではないと菊花賞は勝つことができないからです。

またこのレースは数あるGⅠの中でも、勝ち馬の予想が難しいレースだとも言われています。

というのも競馬には夏の上り馬という言葉があるように、ひと夏を越すことにより急に強くなっている馬が存在しているからで、春の二冠を戦ってきた実績のある馬達と、夏を越して急成長してきた馬達との比較が難しいのです。
また3000メートルという長距離を、ほとんどの馬が走ったことがないということも予想を難しくしている要因としてあります。長距離はこれまでのレースとは全然違うので、実際に走ってみるまで予想がつかないのです。
本来予想においてはトライアルレースを見ることが重要になってくるのですが、春の実績馬の多くが夏場は休養に当てているために、トライアルレースでは夏場使われてきた上がり馬に負けてしまうことが多々あるために、あまり参考にならないというのもさらに予想を難しくしています。後の三冠馬ナリタブライアンを筆頭に、これらのレースではコロッと負けていることが多いのです。

これだけ多くの要素が絡んでくる菊花賞だけあって、このレースを勝つような馬は本当に強い馬が多かったです。中山というトリッキーなコース形態によりまぐれが起きやすい皐月賞馬や、まるでそこで運を使い果たしたのかのようにそれ以降故障したり精彩を欠く馬が多いダービー馬に対して、菊花賞馬はその時点では人気薄の上り馬であっても、後からみれば順当な勝ちだったということがよくありました。

とはいえこういった傾向のあった菊花賞なのですが、近年では様相がかなり変わってきています。というのも最近は大逃げをする馬などが少なくなり、淡々とレースが進んで直線だけでレースが決まることが多くなってきたためです。そうなってくるとスタミナがなくても瞬発力だけで勝ってしまうので、長距離適正がない中距離馬でも勝てるようになってきました。

それ以外の菊花賞を勝つ要因としては、道中掛からずにスタミナをロスしないような気性面の良さも大切になってきています。こういった馬はスタミナという面では問題が残っていたり、明らかに長距離向きではない血統でもくることがあるので、予想の時には抑えておくといいでしょう。